社会は繋がっている。歴史、地理、公民、別々の科目ではなくもちろん関連がある。
じゅくうちょ
皆さんは学校の科目で「社会」というと何を想像しますか?大きく歴史、地理、公民と分かれていて、それぞれ別の科目のように捉えてしまうかもしれません。でも当然お互いに関連があります。
世界史上、いち早く文明が発展した地域には、大河のほとりであるなど地理上の共通点が多くあります。平野の真っ只中にあるような国家は両サイドから攻められやすく長続きしにくかったり、地下に眠る資源を巡って戦争が起こったり、地理上の特性が歴史を生んでいる面は多々存在します。地理と歴史の関連性を意識すると、より歴史がわかるようになります。
また、人間の歴史は、残念ながら、理不尽な支配者による圧政の歴史でもあり、悲劇的な戦争の歴史でもあります。ただ、人間はその不幸から逃れるために太古の時代から知恵を振り絞ってきました。どういう統治法なら多くの人が豊かになれるか?どうすれば独裁的な理不尽な支配者を排除することができるのか?どうすれば戦争の悲劇を防げるのか?などなど、多くの偉人たちが考え続けた結果、今の民主主義国家があり、憲法があり、人権という考え方が浸透しています。(残念ながら、全世界に浸透しているとは言えませんが…。)これが公民で学ぶことにつながっています。まだまだ不完全ですが、きっと未来の人類はもっと良い解決策を見つけられるのではないか。これも公民や歴史を学ぶ意味の一つだと思います。
社会の勉強のスタートとして、歴史、地理、公民を別々に捉えるのではなくそれぞれ関連していることを意識する。それが楽しく社会を学ぶことにつながると思っています。
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